古賀稔彦さんの講演を聴く機会があった。
その道を極めた人の話が好きだ。
究極の努力をして頂点に立った人にしか観ることに出来ない景色を体感した人。
そんな人の考え方とか、その時どう思ったかは、非常に興味深い。
柔道、日本中の期待を背負い優勝候補として臨んだソウル五輪は3回戦で敗退。マスコミからは容赦なく叩かれた・・外を歩くにも怖くなった・・引きこもった。
そんな時にTVに映った自分の敗戦試合。負けが決まった後、観客が映し出され、そこには両親の姿があった。
両親だけは自分の頑張った姿に拍手を送ってくれていると信じていたが、実際は背を向けていた。
背を向けて、周りの人たちに頭を下げ詫びていた。
負けて叩かれて、外にも出るのが億劫になっていた自分の甘さに気づいた瞬間だった。
自分がここまで頑張れたのは周りの人たちの応援のお陰。と気づいた。
両親を始め、応援してくれた人のためにもう一度頑張ろう!と決意し臨んだバルセロナオリンピック。会場入りした直後、左ひざの靭帯を損傷してしまった。歩くのもやっとの膝に、痛み止めの注射を打ちながら金メダルを勝ち取った。
人は自分以外の人の期待を裏切るまいとした時に信じられない力が出るもの。
そして、チャレンジ精神を失くてはならない。という話でした。

古賀稔彦オフィシャルサイト